【これを見れば完璧】声優を目指す人の専門学校・養成所の選び方を徹底解説!

こんにちは。声優講師をしている畑 耕平(はたけ こうへい)です。

声優になるためのステップアップとして、『声優専門学校』または『声優養成所』へ行く方法があります。

しかし、全国にはたくさんの専門学校・養成所がありますし、中にはお金を取られるだけでデビューできない悪徳なところもあります

しっかり声優になるためにも、このページでは声優専門学校・養成所の選び方にについてお話します

目次

声優専門学校・声優養成所では何を学ぶの?

まずは、専門学校と養成所ではどんなことを学ぶのかについて説明したいと思います。

どこから通うべきかの判断になると思いますので、しっかり読んでください。

声優専門学校で学ぶこと

学校にもよりますが、声優専門学校では主に

  • 基礎的な発声
  • 感情表現
  • 体づくり
  • マナー

を学びます。

俳優を作るというより、社会に出せる人間をまず作っていくイメージですね。

専門学校は、1人1人の学生を人として1人前にするというスタンスです。

みんなで作品や課題に取り組むというイベントがあるのも特徴ですね。

ただし、卒業したからといって俳優として現場で通る実力がついているとは言えないことが多いです。

声優養成所で学ぶこと

専門学校と同じく、基礎的な発声や感情表現、体づくりは行います。

ですが、マナーや挨拶の徹底はあまり重視しません。

なぜかというと、声優になるのにマナーや挨拶もわからないような状態では話にならないからです。

レッスンは問題なく受けることができますが、オーディションや講師推薦には引っかからないでしょう。

その他、

  • アフレコの練習
  • オーディションの練習
  • ラジオパーソナリティの練習

などもあったりします。

専門学校にもこうした授業があったりしますが、やはり養成所の方が実践向きですね。

専門学校と養成所の違い

専門学校も養成所もやることは基本的に似ています。

しかし、大きく違うのは

専門学校専門的な人間を作る
養成所将来的に使える人材見つけて利益を出す

という違いです。

この違いは大きいです。

一見(いっけん)すると専門学校の方が親身に思えますが、決してプロに育て上げるわけではないので人によっては時間の無駄になるかもしれません。

しかし、専門学校で身につける “人としての大事な部分” は声優の現場でも必要不可欠です。

カルチャースクール

専門学校ではありませんが、最近ではシアーミュージックという全国区のカルチャースクールで声優コースが始まりました。

月1万円でアフレコレッスンが受けられるので、とにかくお金がない人はこういう場所で練習するのもありかもしれません。

しかし、どれだけ長く通っても事務所には入れませんので注意も必要です。

声優専門学校の選び方

本題の専門学校の選び方ですが、考えるのは

  1. 学費
  2. 場所

の2つです。

学費

専門学校に通うにはたくさんのお金がかかります。

自分で用意するのは難しいですし、家族と相談する必要があるはずです。

下のページに専門学校の学費を一覧にしていますので、参考にしながら家族で話し合ってみてください。

[st-card id=4370 label=”” name=”” bgcolor=”” color=”” readmore=”on”]

場所

もう1つ選ぶうえで考えてほしいのが、専門学校がどこにあるかという点です。

通学するには時間も使いますし、交通費もかかります。

人によっては一人暮らしを考える人もいるでしょう。

こちらも家族と相談することが1番の近道だと思います。

学費以外にも、定期券などでかかる費用などをまとめて話し合ってみましょう。

いきなり養成所に行くのもアリ

ぶっちゃけた話、

  • 大きな声で挨拶ができる
  • 明るい雰囲気を出せる
  • 空気を読むことができる

これができる人は、専門学校は飛ばして養成所に行きましょう

専門学校に通うには100万円以上の学費がかかります。

100万円を稼ぐのは大変です。

時給800円のアルバイトだと、1250時間も働かなくてはいけません

挨拶やマナーといったことは “心構え” で変わるものです。

専門学校で学ぶことを自力で習慣にすることができれば、貴重な時間と100万円以上のお金を節約できるわけです。

声優養成所の選び方

養成所は必ず声優事務所直属のところを選びましょう

なぜなら、養成所だけを運営しているところでは、どれだけ上達しても事務所に入れないからです。

この世界は上手なだけではダメです。
運も必要です。

そして、運を発揮するにはチャンスが必要です。

このチャンスがあるのが、事務所直属の養成所というわけなんです。

事務所直属の養成所を目指す

事務所直属の養成所ならどこでもいいかというと、そうではありません。

アニメ声優を目指すのであれば、大手の4社を狙いましょう

大手の声優事務所4社

事務所養成所
青二プロダクション青二塾
81プロデュース81ACTOR’S STUDIO
俳協俳協ボイス
アーツビジョン日本ナレーション演技研究所

100%ではありませんが、アニメの仕事のほとんどを4社の事務所が持っていきます

小さい事務所なのにアニメに出てる人というのは、事務所ではなく、その声優が力を持っていたりするんです。

新人だと、小さい事務所ではなかなかアニメ出演には結び付きません

どことは言いませんが、仕事と称してワケのわからないお店で働かせるような事務所もあります。

なので、必ず大手事務所の養成所を狙ってください。

なるべく東京の養成所を目指す

もう1点重視したいのが、東京の養成所であることです。

大手事務所の養成所は全国各地に校舎があります。

※青二塾は東京・大阪、日ナレは全国多数

「大阪に住んでるし、大阪校に行こう」

そんな人も多いでしょう。
私もそうでした!

しかし、地方の養成所は大手と言えども声優を経験している講師が少ないんです。

声優をしている講師は東京に多いので、声優を目指す人は東京の養成所を目指しましょう

【東京の養成所を目指す理由①】地方の講師は舞台俳優が多い

養成所の地方の校舎で講師をしている人は、舞台俳優の方が多いです。

ナレーターやアナウンサーという講師もいますが、大半は舞台俳優だと思います。

舞台俳優がダメという意味ではありませんが、舞台俳優の方はアニメ声優経験がない人が多いんです。

レッスン内容も舞台演技のレクチャーになっていきます。

私も10数年前に大手事務所直属の養成所の大阪校に通っていましたが、マイク前の練習は2年半の間でたった1回でした。

いま自分が持っている声のスキルは、自分で仕事を取って実戦で鍛えたものです。

養成所はいい経験にはなりましたが、声のスキルの経験にはあまりなりませんでした。

【東京の養成所を目指す理由②】アクセントが習得しづらい

声優になるためには共通語のアクセントの習得が必要不可欠です。

しかし、地方の養成所ではどうしても方言が使われます

養成所内のみならず、職場や友達と遊んでいても方言が飛び交います。

これでは共通語のアクセントはなかなか習得できません。

まとめ

今回のポイントは

  • 専門学校は家族と相談する
  • 養成所は大手事務所直属の東京校を選ぶ

です。

大手事務所の養成所も、金額やレッスン形態が違うので合うものを探してください。

どうしても迷っちゃう方は、自分の好きな声優さんがいる事務所を選ぶのがおすすめです。

目標・モチベーションはとても大事なので、好きな声優さんがいるというだけで頑張れるものです。

目指す場所が決まれば、あとは行動あるのみです。

ぜひ、まずは無料体験レッスンや資料請求をしてみましょう。

おすすめの声優専門学校

おすすめの声優養成所

[takunare_info]

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

10代から、役者、ナレーター、脚本、演出などの演劇活動を等を行う。
現在は、ナレーター・役者・演出・脚本を担当し、PCゲーム・アプリ、ボイスドラマ脚本・演出・出演、ラジオ、CMナレーション等数百本に携わる。

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次