歌や楽器などの生音を録音する時、気をつけていてもノイズが入ってしまうということがあります。
ホワイトノイズだったり、エアコンやパソコンのファンの音は、宅録をされている方の天敵です。
そんなノイズを取り除けるのが『Waves
このページではWaves Z-Noiseの特徴から使い方まで詳しく解説していますので、ノイズに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
Z-Noiseは細かい調整ができる優れたプラグイン
Z-Noiseとは、Wavesから発売されているノイズを取り除くプラグインです。
ノイズを取り除くプラグインは他にも販売されていますが、その中でもZ-Noiseはとても優秀なプラグインになります。
- ノイズのプロファイルを自動で取得して、効率的にノイズを取り除ける
- 帯域を手動で調整できる
- アタック・リリースの設定が可能
など、細かいところまで手が届くのでノイズの処理をするならおすすめのプラグインです。
実際に音源を聞き比べてZ-Noiseの効果をレビュー
Z-Noiseの効果がわかりやすいように、実際にノイズが入った音源を用意しました。
Z-Noiseを買おうか迷っている方はまず聞き比べてみてください。
<Z-Noise適用前>
<Z-Noise適用後>
今回は大げさにノイズの音を大きくして検証しているので、声の部分の精細さが失われてしまっていますが、無音部分のノイズはほぼ消えており、Z-Noiseの凄さがわかると思います。
Z-Noiseの使い方
Z-Noiseの使い方について解説していきます。
最初に行うのはノイズのプロファイリングです。
ノイズのプロファイリングというのは、声が入っていない部分からノイズの元となる音の波形データを取得することです。
Z-Noiseは そのデータをもとにノイズを除去してくれます。
- プラグイン下の『Noise Profile』にある『Learn』を選択した状態で声が入っていない部分を再生します
- ある程度ノイズの部分を再生したら『Learn』からチェックを外します
- 最後に『Thresh』・『Reduction』のツマミを上げていき、ノイズを除去していきます
すると白い波形が現れます。この波形がノイズの原因となっている音の波形データになります。
やり過ぎるとノイズデータと重複する声の部分までリダクションされてしまうので、ツマミの上げ過ぎには注意が必要です。
[chat face=”hashimoto_icon_1-1.png” name=”橋下 ゆうき” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow”]『Thresh』は
『
Z-Noiseを買うならバンドルが安い!
Z-Noiseは
- 単品
- 他のプラグインとのセット
という2パターンの購入方法があります。
単体で購入したい場合は、Waves社製品の正規代理店『Media Integration,Inc.』で購入しましょう。
価格は5,580円(税込)です。
※2018年6月時点
しかし、Waves社の製品はプラグインバンドルを購入したほうがお得に手に入ります。
プラグインバンドルというのは、数種類のプラグインをセットで購入できる商品を言います。
特に、サウンドハウスでは通常価格の約90%OFFで販売されているので、こちらで買うことを強く推奨します。
Wavesのプラグインバンドルにもグレードがあり、Z-Noiseが収録されているバンドルは以下の通りになっています。
- Restoration
- Broadcast&Production
- Diamond
- Mercury
価格 | 18,333円(税抜) |
---|
※参考価格:サウンドハウス
(2018/07/25時点)
価格 | 26,667円(税抜) |
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※参考価格:サウンドハウス
(2018/07/25時点)
価格 | 32,223円(税抜) |
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※参考価格:サウンドハウス
(2018/07/25時点)
価格 | 210,926円(税抜) |
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※参考価格:サウンドハウス
(2018/07/25時点)
どれを選んでもZ-Noiseが収録されていますが、他の優秀なWavesプラグインも含めて『Diamond』を購入しておけば必要十分と言えるでしょう。
まとめ
Z-Noiseはそのノイズ除去性能と使い勝手の良さから、外での撮影が多い放送分野でも活躍しています。
もちろん、ノイズが入らないように収録を行うのがベストですが、どうしても使いたいノイズ入りのテイクがある場合や、幅広い収録状況に対応しなければならない場面において大活躍します。
収録環境でノイズに困っているという方はぜひ使ってみてください。
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