歌ってみたのMIXをするためにヘッドホンを買う人が多くいます。
でも、ヘッドホンには種類がたくさんあるので、どれにすればいいのかわかりづらいと思います。
そんな方のために、このページでは歌ってみたをMIXする時に使用するヘッドホンの買い方・選び方のポイントを解説していきます。
歌ってみたでMIXする人のためのヘッドホンの選び方
ヘッドホンのことがまったくわからない人でも安心してもらえるように、まずはヘッドホンのことについて説明したいと思います。
モニターヘッドホンがベスト
歌ってみたのMIXでは『モニターヘッドホン』と呼ばれるヘッドホンを使用します。
もともとは音楽・映像業界のプロが使用するヘッドホンですが、歌ってみたでもこちらを使います。
モニターヘッドホンの特徴は音の解像度が高く、周波数特性がフラットであるという点です。
クセが全く無い、高音質なヘッドホンとも言えますね。
モニターヘッドホンじゃなきゃダメな理由
「なぜこれを使わなきゃいけないの?」
「自分の好きなヘッドホンを使っちゃだめなの?」
と思う人も多いかと思います。
モニターヘッドホンを使う理由は、人によって音楽を聴く環境が実に様々だからです。
イヤホンで聴く人もいれば、スピーカーで聴く人もいます。音にこだわりがない人は、お手頃価格のイヤホンで音楽を聴くかもしれないし、逆にこだわりがある人は何万円もするイヤホンで聴くかもしれません。
みんなが同じイヤホンで音楽を聴くなら、MIX師はそのイヤホンを使えばいいかもしれません。
しかし、聴くモノが人それぞれ違うなら、どの機器でもある程度同じになるように聴きやすさを調整する必要があるんです。
つまり、MIX師のヘッドホンには、原音を忠実に再現するための “クセのなさと高音質であること” が求められるんです。
また、音が比較的分離して聞こえるため、一つ一つの細かな音やノイズをチェックしやすいという意味でも、モニターヘッドホンは歌ってみたMIXを始めとする音楽制作で最強と言えます。
開放型・密閉型・半密閉型はお好みで
モニターヘッドホンは主に3つの種類に分けられます。
- 密閉型
- 開放型(オープン型)
- 半密閉型
どれもモニターヘッドホンであれば、音楽制作に向いているのは間違いないですが、細かい違いがあるので自分に合うタイプを選びましょう!
密閉型
メリット
- 遮音性が高いので、音漏れしないし、多少の雑音も入らなくなる
- 低音に強い
デメリット
- 密閉されているので、蒸れたりして装着感があんまりよくない
- 音がこもるので耳が疲れる
開放型
メリット
- 開放されているので、装着感がよい
- 音が抜けていくので、耳が疲れず、長時間作業しても苦にならない
- 高音域の抜けがよい
デメリット
- 遮音性が低いので、音は漏れ放題、周りの雑音も聞こえやすい
半密閉型
- 密閉型と開放型のハイブリットでバランスが良い
簡単に説明しましたが、歌ってみたMIXにおいては、部屋の中の静かな環境で行うことがほとんどだと思うので、どれを選んでもそんなに違いはないと思います。
歌ってみたMIX用のヘッドホン選びに悩んだら楽器屋さんへ行こう
「文章で説明されてもよくわからない」という方も多いと思います。
そんな時は、実際に楽器屋さんに足を運んで自分の耳で確かめてみましょう!
音響機器を扱っている楽器店の多くは、ヘッドホンの試し聴きができます。
試聴用のヘッドホンが置いてあるお店では、ヘッドホンを自分のスマホにつないで音楽を聞くことができます。
自分に合うヘッドホンを慎重に探したい場合は楽器屋さんに行くのがおすすめです。
楽器屋さんでモニターヘッドホンを選ぶ際のポイント
- 音楽制作に使えるモニターヘッドホンであるか
- 耳あての素材に違和感がないか
- 重量感は自分に合っているか
- フィット感は自分に合っているか、長時間作業していても疲れなそうか
歌ってみたMIX用のヘッドホン Q&A
モニターヘッドホンっていくらするの?
値段も正直ピンきりですが、1万~3万くらいの製品が最適かなと思います。
業界標準で使われているヘッドホンが2万円弱なので、その前後で選ぶのがおすすめでしょう。
ネットと店舗、どこで買うのがおすすめ?
ネット通販であれば、Amazonかサウンドハウスがおすすめです。
手に取って確かめたい場合は、楽器屋さんの中でも島村楽器さんがおすすめです。
歌ってみたMIX用でおすすめのヘッドホン
おすすめのコスパ最強ヘッドホンを紹介します。
SONY MDR-CD900ST/密閉型
モニターヘッドホンとしては、おそらく世界で一番有名なヘッドホンです。
業界標準としても使われている、通称赤帯と呼ばれる製品です。
価格 | |
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サウンドハウス | 14,796円(税込) ※2019/02/01時点 |
Amazon | 16,010円(税込) ※2019/02/01時点 |
SONY MDR-7506/密閉型
上のCD900STの兄弟機で、通称青帯と呼ばれる製品です。
赤帯よりマイルドな音が特徴的で、値段も安いです。
価格 | |
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サウンドハウス | 10,346円(税込) ※2019/02/01時点 |
Amazon | 11,570円(税込) ※2019/02/01時点 |
SHURE SRH840/密閉型
SHUREはマイクでも有名ですが、ヘッドホンもめっちゃおすすめです。
音のまとまりの良さが特徴で、通常の音楽鑑賞用ヘッドホンに近いモニターヘッドホンと言えます。
価格 | |
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サウンドハウス | 18,036円(税込) ※2019/02/01時点 |
Amazon | 18,044円(税込) ※2019/02/01時点 |
AKG K701/開放型
AKGでアーカーゲーって読みます!こちらも音響機器で有名なメーカーです。
その中でもK701は一番有名なモデルで、中田ヤスタカさんが使っているヘッドホンということでも知られています。
開放型の特徴とも言える、繊細かつ抜けの良い中高音が特徴のヘッドホンです。
価格 | |
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サウンドハウス | 15,984円(税込) ※2019/02/01時点 |
Amazon | 21,000円(税込) ※2019/02/01時点 |
audio-technica ATH-R70X/開放型
3万円を超えてしまいますが、より高音質を求めるならこちらもおすすめです。
大型のドライバーを搭載しているので、ほぼ全域に置いて、非常に高い音の解像度を実現しています。
価格 | |
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サウンドハウス | 33,890円(税込) ※2019/02/01時点 |
Amazon | 33,890円(税込) ※2019/02/01時点 |
AKG K240MK2/半密閉型
半密閉型なので、低音がしっかりしている…けれども抜けは良い、というようなバランスの良いヘッドホンだと思います。
価格 | |
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サウンドハウス | 8,845円(税込) ※2019/02/01時点 |
Amazon | 12,400円(税込) ※2019/02/01時点 |
まとめ
ヘッドホンはMIX用品を揃えるなかでは後回しになってしまう機材かもしれません。
ですが、せっかくMIXして作った曲が残念なクオリティになってしまわないためにも、モニターヘッドホンを早めに手に入れておきましょう。
また、ヘッドホン以外にもクオリティに関係する機材はまだあります。
当サイトでは他の機材も『歌ってみたのMIX関連記事』で詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。
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